特許ラジアル炉の機能と用途

特許ラジアル炉とは、付着防止、分散等の機能を有する “ビーター” を炉芯管の中に配置した外熱式ロータリーキルンを指す
赤見製作所の特許・登録商標製品です。

“ビーター” は、炉芯管の内部に非拘束の状態で複数配置され、脱着の簡便性、充実したバリエーションとその組み合わせによって、特許ラジアル炉のみに備わる多目的性、多機能性を実現しています。
熱源には、電気、LNG、LPG、灯油、A重油等が使用できます。

特許ラジアル炉の機能

• 通常のロータリーキルンでは扱いが困難な、粉末、泥状物、スラリー、繊維質、かさ密度の小さな処理物等への適応力が高い
• 高含水率のスラリーや泥状物の直接熱処理には多くの実績があり、脱水､乾燥､解砕等の前処理工程の省略が可能
  機能・特性の異なるビーターを組み合わせることによって、複数の単位操作をワンパスで済ませてしまう『オールインワン処理』も可能
• 付着等のトラブルが無く、安定した運転が持続するので大幅な省力化が可能
• 高効率の熱処理によって装置が小型化できるので、メンテナンス費用は大幅に削減可能
• 装置特性である短時間・均質熱処理、急速加熱・急速冷却を活かして、活性の付与、焼成度の向上等、従来の熱処理炉では実現し得ない、著しい特性向上を図ることが可能
• 短時間・高充填・均質熱処理によって、従来をはるかに凌ぐ効率の高い熱処理と、装置の大幅なサイズダウンを実現します
• 良好な分散状態を保ちながら焼成するので、安定したムラのない均質な製品が得られます

これらの機能は、当社の環境への取り組みにもつながっています。

特許ラジアル炉の用途　－業種別の事例－

以下に示しますように、特許ラジアル炉は幅広い分野・業界においてお使い頂いていますが、ほぼ全ての事例において、特許ラジアル炉固有の特性を活かした独自性の高い使い方がなされているため、使途や用法について詳細をご紹介することができない点、及び公表すること自体に制約が課せられている事例がある点、等をご了承ください。